党中央の方針のもと、「新インフラ」が推進加速の高速道路に入った。「5Gネットワーク、データセンターなどの新型インフラの建設を加速」は、感染対策及び経済・社会発展の統一的推進の重要措置になった。
中国工程院の劉韻潔院士によると、新インフラには5Gインフラ、ビッグデータセンター、人工知能(AI)、産業のインターネット、IoTなどの次世代情報技術のほか、超高圧、都市間高速鉄道及び都市間レール交通、新エネ車充電スポットも含まれる。伝統的なインフラは現在、中国の経済成長及び供給側構造改革に対して発揮する効果が限定的になっている。新インフラはデジタル経済及びハイレベル科学技術の急成長を通じ、中国に新たな産業・科学技術革命の重要な基礎を提供する、中国経済の高品質発展の必要条件だ。次世代情報技術、ハイレベル製造業、新型現代サービス業への大規模な投入により、中国経済の構造改善と投資けん引を加速し、中国の経済成長に革新的かつ持続的な原動力を提供できる。さらに中国の教育、文化、医療衛生、スポーツ、養老、環境保護などの分野の規模を拡大し、質を高めることができる。消費アップグレードにより良く貢献し、人々の美しい生活の需要をより良く満たす。
長江商学院大企業ガバナンス・イノベーション研究センターの李錦研究員によると、新インフラは感染対策、安定成長の有力な手がかりで、感染症の経済への影響を抑え、中国経済のけん引力を発揮する。感染終息後、輸出及び消費の回復には一定期間が必要であることから、経済を正常な軌道に乗せるためには新インフラを始めとする分野に取り組み、需要側の率先的な回復により生産側の苦境脱却をけん引する必要がある。さらに、世界的な感染拡大により、中国が今年直面する外部環境の圧力が更に拡大する可能性があることに注意すべきだ。外需の成長は数多くの問題に直面する可能性がある。この状況下、内需の取り組みにいっそう力を入れ、経済の安定成長を推進することで、経済運行が合理的な区間から滑り出し、短期的な衝撃が一つの流れになるのを防止する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月17日