中国国家統計局が17日に発表した統計によると、2020年第1四半期(1-3月)のGDP(国内総生産)は前年同期に比べ6.8%減少した。3月単月では、鉱工業生産など多くの指標の低下率が1-2月に比べ大幅に縮小している。
速報ベースで第1四半期のGDPは20兆6504億元と、不変価格換算で前年同期に比べ6.8%減少した。産業別で、第一次産業は3.2%減の1兆186億元、第二次産業は9.6%減の7兆3638億元、第三次産業は5.2%減の12兆2680億元。
国家統計局報道官の毛盛勇氏は、第1四半期は新型コロナウイルス感染流行の影響を受けたものの、中国の経済と社会が大局的に安定を保ったと説明。また、国際的に感染の拡大が続き、世界経済の下振れリスクが拡大し、不安定および不確定な要素が著しく増えたため、営業と生産の再開や経済と社会の発展が新たな困難と試練に直面しているとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月17日