アナリストは、現状を見ると、中国と欧州は防疫面で協力を強化し、流行状況の改善に取り組むほか、景気回復措置を共同でとり、産業チェーンとサプライチェーンの安定維持に努めるべきとの見解を示した。
中国国際問題研究院欧洲研究所の崔洪建所長は、長期間にわたるサプライチェーンの停止さらには中断後、中国・欧州間の経済貿易協力の粘り強さは試練に直面し、今後は双方がこの粘り強さを積極的に維持する必要があると述べた。
中欧経済技術合作協会欧州委員会の副会長兼秘書長の湯拯氏は、「今後、中国と欧州は以下の3つ面に尽力し、双方の経済貿易協力の粘り強さを高めなければいけない。経済貿易、文化と衛生健康分野の協力を深化させ、中欧医薬衛生協調協力メカニズムを確立させ、衛生健康共同体を構築する。中国企業の対欧州投資を奨励し、特に実体産業投資のチャンスを掴む。中欧投資協定の交渉を積極的に推し進める。そのほか、双方は政策の意思疎通と協調を強化し、政府と産業連合会の間で財政支援、税収減面、消費と刺激の刺激などに関する情報交流を強化することも可能」だと話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月20日