より合理化:展示品が商品に、貿易が投資を促進
ステーキ、エビ、ワイン……「買い、買い、買い!」中継室は熱気に溢れ、アクセス数は伸びた。違うのは、中継販売する「キャスター」が在上海アルゼンチン総領事のオブレゴン氏と緑地グローバル商品貿易港集団の薛迎傑社長ということである。
総領事と社長の売り込みの効果は良好で、1時間の中継で閲覧数は1万5000回に迫った。中継室でアルゼンチン輸入商品8点が販売され、客単価は608元に上った。
オブレゴン氏は、緑地グローバル商品貿易港の輸入博覧会「6日+365日」の年休取引展示プラットフォームをとおし、より多くの豊富なアルゼンチン輸入商品が中国の家庭に入ることを望んでいると述べた。
熱気にあふれる中継は、世界の輸入商品が感染症流行下で勢いを上げる手助けをしている。薛迎傑氏は、感染症流行が落ち着き、国内の消費市場は急速に回復していると話す。今年第1四半期、貿易港集団の国際貿易輸入業務は前期比で約3倍になった。
展示品が商品に変わり、貿易が投資を促進。昨年8月に第3回輸入博覧会への出展意向書を提出したパナソニックは、昨年末に嘉興に台所家電工場を投資建設したのに続き、広州に5G電子材料の新工場を建設することを発表した。第2回輸入博覧会に登場した国際化粧品大手の資生堂は3月、上海市奉賢区に中国3カ所目となる研究開発機関を設置した。資生堂中国エリアの藤原憲太郎総裁は、感染症の流行は企業の中国と上海への投資継続への自信に影響せず、感染症の終息後、資生堂は対中投資を強化すると述べた。
上海市人民政府副秘書長で輸入博覧会都市サービス保障指導グループ弁公室主任の尚玉英氏は、「貿易は経済成長のエンジンであり、輸入博覧会は世界貿易の大型集会である。輸入博覧会は幅広い企業により多くの市場、投資、協力のチャンスを提供し、世界経済に火をともす」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月25日