中国の北京市と恵州市、米国のラスベガスの3エリアが5Gライブ配信により「オンライン着工」を宣言した――数日前に開かれた、特殊な時期における特殊な着工式は、投資総額100億ドルのエクソンモービル恵州エチレンプロジェクトの正式な着工を象徴した。
これは米国企業が中国で単独投資・建設する初の重大石油化学プロジェクトだ。原油価格の暴落、市場の低迷を受け、エクソンモービルは4月上旬に支出を大幅削減し、一部の投資と生産活動を見送る決定を発表したが、対中投資は継続されている。
エクソンモービル(中国)投資有限公司の万立帆会長は「プロジェクトは投資規模が大きく、付加価値が高い。当社にとって戦略的な意義があり、双方にとって互恵・ウィンウィンだ。中国政府が力強い支持により、新型コロナウイルス感染症及び大口商品価格の下落による挑戦に共に対応することに感謝する」と述べた。
中国は感染症の衝撃を受け、感染対策と経済・社会の発展を統一的に推進している。国内の感染対策情勢が持続的に好転し、生産・生活の秩序が回復を加速している。一連の外資安定政策の効果を受け、在中外資系企業の操業再開が加速し、大型プロジェクトの建設が着実に推進されている。
商務部が全国8700社以上の外資重点企業を対象に行った調査によると、4月14日現在で生産再開率が7割を超える企業は72.8%を占めている。
国家発展改革委員会の袁達報道官は、「外資の基礎は全体的に安定している。外資系企業の中国における生産・経営は徐々に正常化している。受注完了状況が絶えず好転し、外国投資家の自信が徐々に強化されている。一連の外資新規プロジェクトが間もなく実施される。これは中国の投資環境の安定性と強靭性を十分に証明している」と説明した。
しかし域外で感染拡大が続き、中国の外資導入及び外資系企業の操業再開に新たな挑戦が生じていることに注意が必要だ。