同氏の見方によると、従来型インフラと新型インフラの投資を強化することも正しい選択肢となる。職場復帰が困難な出稼ぎ労働者、労働能力がある貧困層、生活保護対象者に対する政策支援を拡大することが必要で、これは内需の喚起にもつながる。
中国経済の行方について、まずは感染症の流行が中国と世界にもたらす「尋常ではない高度の不確定性」に注意を要すると指摘。グローバル産業チェーンおよびサプライチェーンの重要な一部である中国の経済がどうなるかは、中国自身がどのように動くかにかかっている上、世界経済の動向にも左右されると説明した。
防疫対策が常態化するなか、中国経済・社会の運行が正常化に向かい、生産と生活の秩序回復も加速したことで、営業と生産は正常に戻りつつある。同氏は、中国が持続的な景気回復において、まだ力を注ぐポイントが数多くある、回復の基盤を固めることが可能とみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月29日