4月29日午後4時に伝えられた情報によると、北京市は、4月30日から公共衛生緊急マニュアルを2級に引き下げると発表した。これにより、国内の低リスク地区からの北京出張者と帰京者は14日間の自宅隔離を要求されず、北京のメーデー旅行のニーズが高まっている。
旅行サイト「去哪児網」の統計によると、上述の情報が発表されて30分で、同サイトでの航空券検索件数は急増し、北京出発便の航空券予約件数は15倍、レジャーやホテルなどの観光商品の検索件数は3倍になった。
それと同時に、航空券の価格も急上昇している。ある市民は『証券日報』の記者に対し、某旅行予約サイトで北京発・杭州着などの航空券は一時期300元まで下がったが、上述の情報が発表されると一瞬で高騰し、同日夜7時の時点で、北京発・杭州着のエコノミークラスは最高2400元に上昇し、7倍になったと話した。
そのほか、1時間以内で北京発の列車の乗車券の取引件数も前日の同時間帯の400%増となった。まだ多くの低価格の航空券があり、杭州、昆明、成都、重慶、上海などの人気都市との往復便は80~92%引きだが、価格は急上昇している。
緊急マニュアルが2級に引き下げられ、メーデーの観光地の予約も加熱している。携程チケットサイトの統計によると、北京市の90カ所以上の観光地が予約可能で、その数は清明節より50%多い。メーデー連休の北京の観光地の予約者は清明節の倍になる見通し。
レンタカーでのドライブ観光も北京市民の主な選択肢になっている。携程レンタカーサイトは、メーデーの予約は昨年同期の80%に回復し、レンタル日数3日以上の割合は大幅に上昇すると予想。7人乗りミニバンのニーズが急増し、現時点で予約の10%を占めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月30日