防疫対策をサポート、上海市がサービスロボット産業の拠点確立に注力

防疫対策をサポート、上海市がサービスロボット産業の拠点確立に注力。

タグ:サービスロボット

発信時間:2020-05-14 13:28:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 清掃や消毒からデリバリーサービスまで、今年の感染症流行中に各種のサービスロボットが大活躍し、この新興産業の潜在力を人々に知らしめた。上海市ロボット業協会が先ごろ開催した「防疫先鋒」イベントで関係者は、サービスロボットの研究開発と応用シーンの開拓を続け、上海にサービスロボット産業の拠点を確立したいと話した。

 

 「今年に入ってから当社の受注量は3倍余り増え、勤務時間を延ばして研究開発した消毒ロボットは世界23カ国に導入され、防疫の最前線に関わっている」と上海高仙自動化科技発展有限公司高級市場総監の尤鑫氏は紹介している。

 

 上海興業太古匯などの商業施設でもサービスロボットの姿がみられる。スマートサービスロボットは1台で清掃員2-3人分の仕事をこなすことができる。今回の感染症流行によって、多くの人がサービスロボットの価値を直接感じ、これまで「スロースタート」だった市場は急速に盛り上がっている。

 

 清掃や消毒のほかに防疫対策の最前線では、スクリーニング検査をサポートする音声コミュニケーションロボットや健康・栄養補給のための食事を提供する調理ロボットとデリバリーロボットも相次いで登場した。人の密度が高い電車と地下鉄の駅、商業施設などの公共空間で、サービスロボットは高い防護作用を発揮している。上海市ロボット業協会会長の載栁氏は、感染症流行が多くの産業に非常に大きな影響を及ぼしたが、ピンチのなかでチャンスも生まれていると話した。サービスロボットの素晴らしいパフォーマンスは、公共衛生の安全問題を解決するロボットの能力を知らしめ、サービスロボット産業化の方向性を示したと説明。「今後は、サービスロボットが中国のスマート製造にとって重要な新成長エネルギーおよび新活力になる」としている。

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