突発的な新型コロナウイルスの感染流行は、経済と社会に大きなショックをもたらした。では、防疫対策と営業再開・生産能力回復を進めるなかで、中国の市場主体によるイノベーションはどのような状況にあり、「専利(特許、実用新案、意匠の総称)」はどのような作用を発揮しているのだろうか。
国家知識産権局戦略計画司司長の葛樹氏は先ごろ取材に対し、言葉では言い表せない苦しい努力を経て、中国の防疫対策が大きな成果をあげ、感染症抑制と経済・社会発展を促進する大きな効果をもたらしたとの見解を示した。
統計によると、今年1-4月の中国の専利申請件数は前年同期比の伸び率が感染症流行前の水準に戻り、ハイテク企業が申請件数を押し上げたほか、新興分野の企業による申請件数が急速に伸びている。防疫対策は、市場主体による発展理念の見直しと科学技術イノベーションの重視を加速し、イノベーション主導をさらに強めるきっかけとなった可能性があり、イノベーションによって産業のモデル転換・高度化を進め、経済のハイクオリティな発展を促進する中国人の自信と決意を強固にした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月18日