中国汽車工業協会が11日に発表したデータによると、2020年4月、国内の自動車生産・販売台数はそれぞれ210万2000台と207万台で前月比46.6%と43.5%増加、前年同期比2.3%と4.4%増加した。国内自動車市場の月間販売台数の増加は21カ月ぶりとなる。
今年1~4月の自動車生産・販売台数は559万6000台と576万1000台で、前年同期比3.4%と31.1%減少したが、4月から自動車市場は急速に回復し始めている。
マクロ経済の動向と密接に関わる商用車は、4月に生産・販売台数が最多を記録した。4月の商用車の生産・販売台数は51万4000台と53万4000台で前月比37.8%と37.7%増加、前年同期比31.3%と31.6%増加し、過去最高水準となった。
業界関係者は、国内の感染症が落ち着くにつれ、中央と地方政府は一連の政策を打ち出し、自動車メーカーの生産経営はほぼ回復し、生産台数は前年同期の水準に達し、市場全体が徐々に好転しているとの見解を示す。
データが回復しているだけでなく、4月の主要自動車メーカーの販売台数にも回復が見られる。上汽集団が先日発表した4月の生産・販売データによると、販売台数は41万7600台で前月比80.4%増加した。長安汽車は約16万台で32%増加。江淮汽車は約4万3000台で22%以上増加。吉利、長城、東風、広汽なども4月の販売データを発表し、多くの企業が増加を実現した。