中国国務院聯防聯控機制(新型コロナウイルス対策の共同防疫機構)は17日の記者会見で、正常化に向けた防疫対策と労働者の健康促進活動について説明した。
国家衛生健康委員会職業健康司副司長の謝楊氏は、「企業の操業再開に向けた防疫対策の実施状況を把握し、操業再開による集団的な感染症の発生を厳重に防ぐために、国家衛生健康委員会はこのほど特別検査を実施した。企業が従業員の健康状態のモニタリング、職場と個人の防護など各防疫措置を徹底しているかを中心に、高・中リスク地域から来た従業員が多い企業と職場で従業員が密集して働く企業を重点的に検査した」と述べた。
検査によれば、大多数の企業が防疫措置を適切に実施しており、防疫措置の要件に基き、従業員のモニタリングを強化、個人の防護措置を指導し、職場の防疫措置を徹底、緊急対応能力を備え、操業再開後の防疫のニーズを満たしており、操業再開による新型コロナ感染症の再燃や拡大といった事案は確認されていないという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月18日