「感染症の流行は貧困労働力の労働収入に影響を及ぼしており、適切な措置を講じなければ短期間で収入が減少するだろう」。全国人大代表、黒龍江省綏化市副市長の董文琴氏は、同市が点と点を結ぶチャーター輸送を通じて貧困労働力の輸送を拡大すると同時に、4万4000人に上る貧困人口の地元・近隣就業を支援していることを明らかにした。
劉永富氏はモニタリングにもとづき、今年新たに確認した約38万人の再貧困に陥り易い人口および辺境居住世帯と、昨年確認済みの数百万人をモニタリング兼援助メカニズムに組み込んだと説明。感染症流行の影響による労働減少などの問題に対し、公共就職先の創出や地元産業発展などの方式を通じ、貧困人口の安定的な収入増と再貧困の防止を支えるとしている。
全国人大代表、江蘇省淮安市委書記の蔡麗新氏は、今後は再貧困防止モニタリングと援助活動を行うことで、貧困脱却の成果を強固にすると共に相対的貧困の解決を進める支援政策を検討し、農村振興を連動して推進する必要があるとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月30日