中国は終始、原子力分野の科学技術研究開発を重視している。「中国原子力発展報告書2020」青書によると、中国の大型先進加圧水型原子炉及び高温ガス原始炉の重大特別プロジェクトが昨年、引き続き安定的に推進された。第3世代原子炉「華竜1号」、小型原子炉、核融合炉などの一連の原子力科学技術プロジェクト、革新的な技術に重大な進展があった。
中国の大型先進加圧水型原子炉重大特別プロジェクト「国和1号」のモデルプロジェクトが昨年、順調に着工された。設計検証、安全監督管理、運行保守点検などの科学技術研究開発面で絶えず進展を手にした。華竜1号は重要・中核技術の難関突破を加速し、重要設備の開発及び設置で重要な成果を手にした。華竜1号の海外初号機(カラチ原子力発電所2号機)は50日前倒しでコールドフローテストを開始し、1度で成功した。華竜標準化建設は海外プロジェクトに力強い支えを提供した。
また高温ガス原子炉重大特別プロジェクトが中核技術をめぐり難関突破を展開した。デジタル化機器制御システム、蒸気発生器、メインヘリウムガスファンなど一連の中核設備の開発・検証に進展があった。各種小型原子炉技術が開発中で、陸上小型加圧水型原子炉及び海洋原子力プラットフォームの研究開発が持続的に展開されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月21日