中国中鉄股份有限公司の発表によると、中国初の時速600キロ高速リニア専用牽引変圧器が28日、中鉄電気化局保定レール交通産業団地でラインオフした。これは中国高速リニア牽引給電設備の開発に画期的な進展があったことを意味する。
中国中鉄電気化局工業公司で同プロジェクトを担当する柴淑穎チーフエンジニアによると、時速600キロ高速リニア交通システムは科技部国家重点研究開発計画「先進レール交通」重点特別課題の一つだ。その牽引給電システムは「交流・直流・交流」変流電力伝動技術を採用。高速リニア牽引給電システムの重要設備である同製品は磁気シールド技術を採用している。高電圧・大電流に耐え、漂遊損及び渦電流損を効果的に削減し、給電効率を高める。
柴氏は「高速リニア専用牽引変圧器は独自の知的財産権、国産化大量生産能力を持ち、中国高速リニアの発展に重要な技術サポートを提供する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月29日