中国の国家能源局(エネルギー局)は先ほど印刷配布した「2020年エネルギー活動指導意見」の中で、2020年の全国エネルギー消費総量は50億TCE(標準石炭換算トン)未満となり、石炭消費の割合が57.5%前後に下がるとした。また非化石エネルギー発電の設備容量は9億kW前後に達し、新規電力代替電気量は1500億kWh前後となり、電力の末端エネルギー消費に占める割合は27%前後になるとした。
中国電力企業連合会の関連責任者によると、電力が末端エネルギー消費に占める割合は電気化発展水準を見る重要な指標の一つだ。推算によると、電力が末端分野で経済的価値を生み出す効率は石油の3.2倍、石炭の17.3倍にのぼる。データによると、中国のこの割合は2018年に25.5%にのぼり、世界平均水準を上回った。工業分野のスマート製造の持続的なアップグレードは、伝統産業の改造、ハイテク・設備製造業、現代サービス業などの新興産業が、未来の電力消費量の成長の主な推進力になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月29日