米国のジョンズ・ホプキンズ大学の統計によると、北京時間7月16日18時35分の時点で、世界の新型コロナウイルス感染者は1357万人、死者は58.4万人に達した。米国政府は死亡率が上昇していないことは感染症防止の成果だと主張し、「ばかげている」と非難された。
感染症による経済への深刻なダメージに対応するため、多くの政府が様々な措置を講じている。
米国の感染者は約350万人、死者は13.7万人を超えた。ここ最近、米国の感染症状況は悪化し続けている。統計によると、過去1週間の1日当たりの確認者数は6万人に達し、50州のうち41州で新規感染者が増加傾向にある。
しかし、このような状況にかかわらず、ホワイトハウスは感染者が増加しているのに死亡率が上昇していないのは米国政府のウイルス防止の成果だと主張した。コロンビア大学のラカニーノ教授はこれについて、このような考え方は非常にばかげていると述べた。感染した数週間後に、死亡リスクが上昇する。現在2~3週間過ぎた頃で、一定期間経ったら死亡率が上昇する可能性があり、ホワイトハウスの主張は事実ではないという。
感染症の影響により、世界各国の経済は深刻なダメージを受けている。現在、多くの政府が補助金支給などの措置を通し、景気回復を促進している。
オーストラリアのモリソン首相は16日、連邦政府は各州と総額25億豪ドルを拠出し、2つの就職計画を行うと発表した。実習生への給与補助金の増加と延長のほか、政府は各州と5億豪ドルずつを出資しジョブトレーナープロジェクトを実施し、中等学校の卒業生と失業者が短期研修に参加できるようサポートし、景気回復と失業率の低下を後押しする。
フランスのマクロン大統領は14日、政府は工業、生態、文化、教育、その他の分野を中心に、景気回復に1000億ユーロを投資すると発表した。
イスラエルのネタニヤフ首相は、経済成長を促進するため、政府は18歳以上のイスラエル国民に補助金を支給し、感染症による経済的圧力を軽減すると発表した。
アルゼンチン政府は現在、飲食業や美容業などの最も影響を受けた産業を対象とした経済政策を議論しており、危機を乗り越えられるよう支援している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月17日