感染症に見舞われるなか、直ちに防疫用品の生産に転じ、ライブ配信で世界にPRし、オンライン貿易のチャンスをつかんだ中国の貿易会社は現在、防疫用品の新たな需要がもたらすチャンスの掘り起こしを加速している。
記者が上海市で開催された2020上海国際緊急防疫物資展を取材したところ、ほぼすべてのブースで価格を問い合わせ商談をする業者の姿が見られた。
威海迪尚医療科技有限公司の責任者は「春節後、当社は直ちに防護服やマスクなどの生産に転じ、米国などの国の認証を受けた。当社の防疫用品は現在、30数カ国・地域に輸出されている。当社は生産を急ぐ中、海外の認証取得の推進に取り組んだ。注文は現在8月分まで埋まっている」と述べた。
熱気を帯びる交渉の場は、オンライン開催された第30回中国華東輸出入商品交易会でも見られた。この「貿易の風向計」と呼ばれる展示会は今年初めてオンラインで開催され、また「防疫物資専門エリア」を初めて設置した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月20日