火星探査機「天問1号」の23日の打ち上げに伴い、一連のハイテク設備が火星に向かっている。そのうち火星ローバーに搭載された地下探査レーダーは到着後、火星の地表から深さ10メートル、さらには深さ100メートルまでの火星内部構造を「透視」する。
同レーダーの研究開発を担当した中国科学院空天情報革新研究院によると、これは火星ローバーに搭載される高分解能地下地質構造探査レーダーであり、火星探査プロジェクトの科学観測任務を実現する重要ペイロードの一つだ。
情報によると、同レーダーは巡回エリア表面の土壌の厚さ、氷層の構造を測定し、火星の地表及び地下の超広帯域全ポーラエコーデータを取得できる。さらに巡回エリアの地下構造を測定し、地下表層地質構造データを取得できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月24日