マスクの「脱中国」に失敗、ドイツが中国製の大規模輸入を再開

マスクの「脱中国」に失敗、ドイツが中国製の大規模輸入を再開。マスクの供給不足により、ドイツでは今年4月に500社以上がマスク生産に転じ、さらにはマスク生産の「脱中国」を目指した。ところが独アパレル産業協会(以下「同協会」)は最近、これらの企業のうち生産を維持しているのはごく一部と発表した。ドイツは最近、中国からマスクをさらに数億枚輸入した…

タグ:マスク

発信時間:2020-07-26 11:44:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 マスクの供給不足により、ドイツでは今年4月に500社以上がマスク生産に転じ、さらにはマスク生産の「脱中国」を目指した。ところが独アパレル産業協会(以下「同協会」)は最近、これらの企業のうち生産を維持しているのはごく一部と発表した。ドイツは最近、中国からマスクをさらに数億枚輸入した。19日付独ディ・ヴェルト紙が伝えた。


 新型コロナウイルスの流行初期、世界の需要激増及びサプライチェーンの断裂により、ドイツは「中国への過度な依存」の影響を実感し、マスク生産の現地化を推進する決意を下した。またドイツの生産メーカーへの補助金支給を開始した。ウェディング会社、アパレルスタートアップ企業、さらにはコーヒーフィルターメーカーなどドイツ企業500社がマスク生産に転じた。ドイツ企業は4月の毎週、普通マスクを約1200万枚、防護マスクを1000万枚生産した。


 ところがドイツ企業の「マスク生産ブーム」はすぐに過ぎ去った。同協会によると、上述した企業のうちマスク生産を続けているのは一部の大手のみだ。あるマスク生産を維持しているドイツ企業の責任者はその原因について次のように述べた。ドイツのマスク生産設備の多くが中国からの輸入品だが、設置及び故障修理などの問題により多くの設備が正常に生産できない。多くの企業はさらに環境保護の要求を過小評価しており、他にもマスクの認証やトレーサビリティなどの問題がある。


 しかし同協会は、「脱中国」の失敗の主因は価格としている。ドイツで感染が和らぐと、マスクの価格は再びコロナ前の低水準に戻った。相対的に見ると、中国企業は原材料及び人件費など多くのメリットを持つ。同協会は、長期的に見るとドイツはマスク生産で国際競争を展開できないとした。


  「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月26日





TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで