聞庫報道者によれば、中国は最近、週1.5万基以上の5G基地局を設置し、6月末時点で、3社の通信企業が全国に設置した基地局は計40万基を超えた。
衆誠シンクタンクの張揚上級アナリストは、「2020年は中国の5Gネットワーク構築がスピードアップする年である。感染症の影響により、5Gカバー速度は鈍化しているが、2020年末までに全国の主要一線都市の5Gネットカバーをほぼ実現する」と分析した。
5G共同構築・共有メカニズムの実施は、5Gの急速な普及を促すと同時に、大幅なコスト削減にもつながる。中国鉄塔の張権副社長によると、周波数が高く、基地局が密集し、電力消費が多いため、5G建設・運営のコストは4Gの2倍~4倍になり、共有によるコスト削減は業界の共通認識になっていく。現在、5G基地局の約97%がシェアという方法で運営されている。
3大運営会社が今年初めに設定した目標は、今年60万基以上の基地局を設置するというもの。現在の5Gネット構築速度は予想を上回っていると言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月29日