45両に粤港澳大湾区の高品質軽工業製品を満載した中欧班列(国際定期貨物列車)が7月22日5時頃、広州鉄道中枢大朗駅から発車し、一路北に向かった。15日後にはロシアの首都モスクワに到着する見通しだ。これは粤港澳大湾区が今年、ロシアに向けて発車した30本目の中欧班列だ。7月22日までの年内に粤港澳大湾区が送り出した中欧班列は94本で、前年同期比15%増となった。
広州局集団公司広州貨運センターの説明によると、同定期貨物列車の運行距離は1万1000キロ以上で、世界の運行距離が最も長い国際定期貨物列車の一つだ。同中欧班列は1往復で1200億トン以上の物資を輸出でき、輸送時間は現在の海運よりも15日以上も短く、輸送費も割安だ。時間・コスト面で極めて高い優位性を占め、定時に発車し期限までに到着する。世界で新型コロナウイルスが効果的に封じ込められておらず、海運・空輸が大きな影響を受けるなか、中欧班列の輸送の優位性がさらに際立っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月4日