中国衛星測位システム管理弁公室主任、北斗衛星測位システム報道官の冉承其氏は3日、国務院新聞弁公室の記者会見で、「北斗システムは地上に高精度強化ネットワークを構築した。中国域内で3000カ所弱の地上ステーションがあり、最高精度であればリアルタイムでセンチメートル級を処理でき、事後の処理ではミリメートル級に達する。ひずみの観測、土石流といった変化には、ミリメートル級の運動だ。このシステムに関連補助設備を加えれば、リアルタイムのひずみ観測が可能だ。鉄道や坂道で土石流が発生する場所で事前に警報を出し、人員を避難させ、緊急措置の時間を稼ぐ。今年の南方の水害対策において、北斗は重要な力を発揮した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月4日