フォーチュン・グローバル500の2020年版が10日、正式に発表された。同ランキングのデータによると、昨年の世界トップ500社の売上は33兆3000億ドルの過去最大に達し、中国と米国のGDPの合計に迫った。入選のハードルとなる売上は248億ドルから254億ドルにアップした。中国大陸部(香港を含む)の企業数が124社に達し、初めて米国(121社)を上回った。台湾地区企業も加えると中国からは計133社が入選した。
業界関係者は「中国企業の規模と大企業の数が拡大を続けている。これは中国企業の発展及び強化が手にした歴史的な成果であり、中国経済の急成長維持が必然的に生む成果でもある」と指摘した。
業界別に見ると、銀行業の入選企業数が最多の50社で、中国の10社が入選した。入選したインターネット関連企業は、アマゾン、アルファベット、フェイスブック、京東集団、アリババグループ、テンセント、シャオミの7社。
注意すべきは、順位の浮上幅が最大の10社のうち6社が保険会社であり、中国の浮上幅が最大の2社も保険会社であることだ(138ランクアップの友邦保険、81ランクアップの国泰金融控股)。
業界別に見ると、中国から入選した124社のうち多くが製造業の基礎を持つ。鉄鋼、石炭、石油・石油化学、アパレルなどの伝統的な製造業から多くの企業が入選した。新型都市化の中堅勢力である不動産業、新時代の企業の典型的な代表者であるインターネット業界からも、代表的な企業が世界トップ500社に入った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年8月11日