パキスタン国家経済理事会執行委員会はこのほど、1号幹線鉄道アップグレード改築及びHavelianドライポートの建設に合意した。総額68億ドルの工費は中国・パキスタンの両国が拠出。また、中国側はパキスタンに62億ドルの長期優遇貸付を提供。
パキスタン政府のこの決定は、中パ経済回廊枠組み内の最大規模かつ戦略的意義を持つ交通インフラプロジェクトの実質的な進展を意味する。
全長2655キロメートルの1号幹線鉄道の今回のアップグレード改築により、客運列車の運行時速が現在の65-110キロから165キロに大幅に向上する。通行能力も現在の毎日1方向34本から171本に増加する。
プロジェクト建設のパキスタン経済への直接的なけん引力を強化するため、工費のうち41億ドル(約6720億パキスタン・ルピー)をパキスタン国内での材料・設備・労働力調達に用いる。それとは別途で27億ドルの機械設備を海外から輸入する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月17日