感染対策の徹底を前提とし、中国全国の観光市場が徐々に活気を取り戻している。8月初週の状況を見ると、省を跨ぐ周辺地域の観光が前年同期の9割の水準に戻っている。
内モンゴルの大草原は観光の最盛期を迎えた。感染対策を徹底した上で、現地は草原の風景と民族文化活動を結びつけ、安全かつ秩序正しく観光客を迎えた。海南省三亜市の夏休み親子旅行により、ホテルの稼働率がうなぎのぼりになった。
観光客受入人数を厳しく制限した上で、江西省は「全国学生夏休み江西無料旅行」イベントを開始した。わずか40数日で全国の15万人の学生を集めた。重慶市の三峡ダムエリアの人気も徐々に回復している。
今年の夏休み、夜間観光プロジェクトも見所になっている。遼寧省瀋陽市渾南区の中央公園で、美しく夢幻のような噴水ショーが行われた。揚州市の有名観光地・痩西湖の夜は日中よりも賑やかで、賑やかな市井生活が見られる一方で、湖に浮かぶ飾り付きの船上では伝統演劇が上演されていた。
揚州市は感染対策を徹底すると同時に、夜市、夜の観光、夜の上演活動を開始し、各年齢層の消費者の好みに合わせた。杭州市余杭区の塘栖古鎮では、コンサートやドライブインシアターなどのテーマイベントが次々と登場し、観光客に新鮮味をもたらした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月17日