中国最大の金融経済情報ベンダーのWindのデータによると、2020年8月13日現在、A株市場の時価総額1000億元を超える株は123銘柄に達した。時価総額1000億元を超える株は2020年7月1日時点で106銘柄、2019年12月31日時点で94銘柄、2019年1月1日時点で61銘柄だった。A株市場の時価総額1000億元以上の株の陣営は絶えず拡大し、特に最近の増加ぶりが目立つ。
これらの1000億元を超える123銘柄は24の申万一級業種に関連している。そのうち、ノンバンク分野は18社で最も多い。銀行は16社、電子は13社、医薬・バイオは11社、食品・飲料は10社だった。
2019年末時点で上場企業数上位5業種は、銀行18社、ノンバンク17社、電子7社、食品・飲料6社、医薬・バイオ5社だった。
8カ月余りを経て、電子、食品・飲料、薬・バイオ業界は時価総額1000億元以上の株のゆりかごとなった。
これら123社の上場企業の多くは、各業界のリーディング企業であり、経済安定期により優位に立つことができるため、より大きな市場シェアを獲得し、より高い利益を上げることが可能だ。
海通証券首席ストラテジストの荀玉根氏によると、新時代の中国経済は規模が大きく質も向上しており、経済成長モデルは成長速度重視から質重視へと転換している。また、荀氏はこのような背景の下で、業界の集中度の向上と産業構造の最適化は、A株上場企業の純利益率を押し上げ、業種リーディング企業の業績もより好調になるとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月17日