中国は23日10時27分、酒泉衛星発射センターで長征2号丁ロケットを使用し、「高分9号05星」を予定の軌道に送り込んだ。打ち上げが順調に成功した。今回の任務では他にも多機能試験衛星、天拓5号衛星も打ち上げられた。
高分9号05星は光学リモートセンシング衛星で、地上分解能は最高で準メートル級にのぼる。主に国土調査、都市計画、土地権利確認、道路網設計、農作物の生産量の評価、防災・減災などの分野で用いられる。「一帯一路」の建設などに情報支援を提供できる。
打ち上げられた多機能試験衛星は軍事科学院が開発を担当した。軌道上での通信、ナビゲーション、リモートセンシングなどの新技術の試験・検証を行う。天拓5号は国防科技大学が開発を担当した。軌道上で船舶、航空機、ブイ、IoTなどの情報収集新技術の試験・検証を行う。
長征シリーズのロケットの打ち上げは今回で343回目。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月24日