中国3大通信事業者の今年の中間決算が18日までに出揃った。3大通信事業者は、年内に5G基地局の建設の取り組みを強化すると表明した。専門家は、3大通信事業者が5Gネットワーク構築で巨額の資金を費やしているが、5G商用化の推進が進むにつれ5G事業の一般ユーザーへの普及が加速すると判断した。
データによると、3大通信事業者の上半期の売上高は7340億9700万元で、純利益は730億4400万元。うち中国移動の売上高は前年同期比0.1%増の3899億元で、純利益は558億元。中国聯通の売上高は3.8%増の1503億9700万元で、純利益は33億4400万元。中国電信の売上高は1.7%増の1938億元で、純利益は139億元。
北大科技園革新研究院の産業研究アナリストの李朕氏は、経済日報のインタビューに応じた際に「全体的に見ると、3大通信事業者の上半期の運行データは安定成長の状態を示している。5Gネットワーク構築のさらなる掘り下げと、デジタル産業化・産業デジタル化の情報化建設に伴い、『両化』(情報化・工業化)融合の流れが絶えず強まる。今年の3大通信事業者の発展には期待できる。これは中国の通信事業が5G時代に産業発展をけん引することに関する重要な具現だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月25日