中国国内で最も流行っているライブ配信はスポーツ用品大手も力強く支えている。「今年2月のadidas x天猫(Tmall)スーパーブランドデーに、天猫のアディダス旗艦店が行った公式ライブ配信の視聴者は3500万人に上った。シューズのニューモデルSuperstarをライブ配信でリリースした週に、ライブ配信の女王と呼ばれるKOLの薇婭氏が特別参加したところ、10分足らずで薇婭氏のライブ配信ルームは販売記録を打ち立てた」という。
アディダスEC事業副総裁は記者に対し、ライブ配信の活用によって消費者とのインタラクティブを強化する計画を明らかにしていた。
ナイキも感染症流行中にオンラインでフィットネスプログラムなどを積極的に配信、ユーザーとのつながりを構築し、オンライン販売を促進した。「5月31日時点で、昨年末にリリースしたNike Appのダウンロードが1100万回近くに達し、今年3-5月のデジタル事業の需要を10%以上押し上げた」。ナイキの責任者は、大中華圏およびEMEA(欧州、中東、アフリカ)のデジタル事業の年間売上高が初めて10億米ドルを超えたとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月29日