「深い思慮、巨大な構想、将来を見据えた広い視野は、国内外の各界の識者に安心感を与える」。英サリー大学ビジネススクールの熊榆教授は新華社の独占インタビューで、中国の指導者が先ごろ経済社会分野の専門家会議で行った重要演説について、こう評価した。
熊榆教授は、「今回の会議から、中国は国際環境が錯綜するなか、現在の局面を正確に把握し、未来の経済発展に対する明確な配置計画を持っていることが明らかになったため、各界の中国経済の先行きに対する信頼感が大きく高まった」と語る。
会議で提起された「『国内大循環』を軸とし、国内と国外の『双循環』を相互に促進する新たな発展構造の形成を推進すべき」とする方針について、熊榆教授は「中国経済の健全な発展は、他国と平等な協力関係を築く上での重要な条件であり、『双循環』発展の足がかりになる」と述べた。
熊榆教授は技術革新により新たな発展エネルギーの誕生を促進する考えについて、「技術革新の重要性と技術革新における企業の主体的役割を強調したことは、中国の企業家を鼓舞するだろう。それはより多くのハイテク企業の発展の契機となり、科学技術と経済発展の原動力につながる」と語る。