新型コロナウイルスが世界の貿易に重傷を負わせているが、世界では中国製品の需要がやや増加している。オックスフォード・エコノミクスは、中国国内の感染状況が安定に向かっていることから、中国の今年の輸出額が前年比で2.7%増加すると予想した。英紙「フィナンシャル・タイムズ」が現地時間22日に伝えた。
オックスフォード・エコノミクスとへーバー・アナリティクスのデータによると、世界の輸出額が減少したが、中国が占める割合はその他の輸出大国とは対照的に4月に18%に上昇し、その後7月に15.9%に低下した。また中国の対米貿易黒字は8月に342億ドル(約2323億1700万元)に達し、2018年11月ぶりの高い水準となった。
同記事によると、最近の輸出急増により、中国経済はその他の世界の主要経済体に先駆け回復を実現する。中国の世界輸出市場における主導的な地位はかつてない水準に達している。
米ブルームバーグが発表した最新データによると、中国の8月の全国の一定規模以上工業企業の付加価値額は、前年同期比5.6%増で今年の最高水準に達した。同時に中国政府が発表したデータによると、中国の8月の社会消費財小売総額は前年同月比で0.5%増となり、コロナ後で初のプラス成長になった。ブルームバーグは、これらの経済データは中国経済の回復の勢いの強化を示していると判断した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月24日