中国、今年成長を実現する唯一の大型経済体に=英誌

中国、今年成長を実現する唯一の大型経済体に=英誌。世界のGDPは第3四半期に少なくとも7%成長するが、世界は正常化までまだ長い道を歩む必要がある。また業界間、国家間の経済回復のバランスに大きな乱れがある…

タグ:GDP 経済 回復 顧客数 景気刺激

発信時間:2020-10-05 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 英週刊誌「エコノミスト」(電子版)は「世界経済は回復しているのか?」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。


 世界のGDPは第3四半期に少なくとも7%成長するが、世界は正常化までまだ長い道を歩む必要がある。また業界間、国家間の経済回復のバランスに大きな乱れがある。中国は今年に成長を実現する、唯一の大型経済体になる。


 経済的に見ると、新型コロナウイルスの感染状況が最も深刻だった1日は4月10日だ。同日、多くの国が最も厳しい封鎖を行っていた。世界のGDPは本来の水準を20%下回った。その後各国が徐々に経済活動を再開した。JPモルガンの研究によると、世界の小売額は7月、コロナ前の水準に戻った。世界各地の消費者が巣ごもり生活に適応するため、多くの商品を買いだめしたからだ。しかしサービス業の活動はコロナ前の水準を大きく下回った。サービス業が人の密集の減少による影響を受けやすいからだ。予約サイトのデータによると、世界の飲食店の顧客数は現在も、正常な水準を3−4割下回っている。定期便の乗客数はコロナ前の約半数だ。


 また、国家間の経済にも驚くべき差が存在する。経済協力開発機構の予想によると、G7の今年の経済成長率の差はトップと最下位で6.7ポイントに広がり、10年前の世界の景気後退期の差を大きく上回る。


 大型経済体のうち、今年成長を実現するのは中国のみで、米国などは景気悪化に直面する。各国の経済には主に、次の3つの特徴が見られる。まずは産業構造だ。小売業とサービス業に依存する国の経済回復は緩慢だ。次に自信だ。一部の国の景気悪化は、政府の感染対策の不徹底と関連している可能性が高い。それから、どのような景気刺激策を講じるかも重要な要素だ。


 世界は正常化まで、まだ長い道を歩む必要がある。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月5日

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