ドイツ紙『ディー・ターゲスツァイトゥング』は9月28日、「希望は中国にあり」という見出しの記事を掲載し、北京で2020北京国際モーターショーが土曜日から10月5日まで開催されると伝えた。同モーターショーは4月開催の予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期された。自動車業界は今年唯一となる可能性があるこの大型モーターショーに期待を寄せている。自動車業界は3年連続で低下しており、新型コロナによりさらなる災難がもたらされた。中国市場を除く世界その他の地区はいずれも下降傾向にある。
中国自動車市場は世界最大の自動車市場で、ドイツ自動車業界の唯一の生命線でもある。中国市場の制限を受けない成長期は過ぎたが、国民100人あたりの自動車保有台数は15台で、ドイツの56台を下回る。
世界経済が衰退する中、中国は成長を見せる唯一の主要経済圏である。感染症流行期間、フォルクスワーゲンの中国販売台数は同グループの世界販売台数の半分に迫り、中国での市場シェアは25%に達し、年間販売台数は約600万台となった。
フォルクスワーゲン、BMW、ダイムラー、PSA、トヨタ、フォード、ゼネラルモーターズなどの老舗メーカーの中国での競争は激化し、テスラ、長城、吉利の新メーカーの参与により競争はさらに激化するに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月5日