中国の「消えていく」ATMの未来とは

中国の「消えていく」ATMの未来とは。

タグ:ATMの未来

発信時間:2020-10-13 12:53:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


    金融技術の発展とユーザー行為の変化により、ATMの機能とサービスは巨大な打撃を受けている。記者の調査によると、モバイル決済の急速な発展及び運営コストにより、多くの銀行がATMの台数を減らし、今後の計画を調整している。一部の重点県やATMのない県などの金融サービスの弱い地域でATMの設置に力を入れる一方で、ATMスマート化への転換が強化されている。


    国慶節と中秋節の連休、多くの消費者がQRコードをスキャンする際に通信電波が弱く、現金で支払おうすると財布に現金が足りず、ATMで引き出すにもキャッシュカードを携帯しておらず、ATMもなかなか見つからないという状況に出くわした。


ATMが第2四半期に3万台以上減少


    ATMはオフラインサービスの手段として銀行の補足的な役割を果たしている。銀行窓口の業務時間や空間の制限を打破し、預け入れ、引き出し、送金などの基本的金融手続きが便利になり、いつでもどこでもセルフサービスを受けられる。


    中国は1987年に最初のATMを導入してから、徐々に世界最大のATM市場へと発展した。近年、ATMの機能は発展し続けており、以前は現金預け入れや引き出しなどの基本的な機能だったが、現在は多機能のサービスを備えるツールとなっている。


    しかし、モバイル決済が急発展し、ATMは徐々に光を失い、台数も減少傾向にある。中国人民銀行の最新データによると、2020年第2四半期末時点で、全国のATMは105万2100台に達し、第1四半期末より3万900台減少し、1万人あたりのATM台数は約7.52台で第1四半期より2.85%減少した。    


   一方、オンライン取引額は過去最高を記録した。中国銀聯の最新データによると、今年の国慶節と中秋節の前7日間の銀聯オンライン取引額は2兆1600万元で前年同期比6.3%増加し、10月1日当日の取引額は3300億元を超え、前年比で15.5%増加した。


銀行のサービス方法に変化

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