複数の企業が17日の朝に共同声明を出し、深セン市智信新信息技術有限公司が華為投資控股有限公司(ファーウェイ親会社)と買収協定に署名し、前者が買収側としてファーウェイの栄耀(HONOR)ブランド関連事業の全面的な買収を完了したと発表した。ファーウェイは買収完了後、新たな栄耀公司の株式を保有しない。
浦銀国際はファーウェイの栄耀事業売却について、▽来年と再来年にファーウェイのスマートフォン事業に生じるチップ不足を和らげるため▽スマートフォンの一部の高品質事業を留め、ファーウェイの遺伝子を残すため▽高品質の栄耀資産によりファーウェイの現金を補給し、外部の不確実性により良く対応し、その他の事業の長期的発展に現金を提供するため――と分析した。
業界アナリストの徐上峰氏は「栄耀は設立後に急成長し、多くの忠実なユーザーを蓄積した。栄耀はファーウェイから切り離された後、外部環境の影響を受けなくなる。競合相手の小米の直接的な脅威・衝撃になる」と述べた。
浦銀国際は「事業分離後、全体的に見ると栄耀は当面の間、本部ブランドに依存し成長する必要がある。この期間中に国内の携帯電話をめぐる競争環境が落ち着き、その他の国内携帯電話ブランド(小米、OPPO、vivoなど)が多くのスペースを手にする」と判断した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年11月18日