シャオミが再び世界3位になったことは、国内市場及びインド市場と大きく関係している。シャオミは主に欧州市場の高成長によるものと強調した。しかし記者の調べによると、シャオミは第3四半期に国内市場で19%の成長率を記録し、ファーウェイの出荷台数は2014年ぶりの減少となった。シャオミ「Q3」のインド市場における出荷台数は9%増の1310万台にのぼった。
Canlaysの賈沫アナリストは「ファーウェイの競合他社は第4四半期にそのチャネルの空白を埋めようと取り組み、かつファーウェイの広告及び小売資源を争奪しようとする。ファーウェイの競合他社にとって、この稀に見るチャンスはあっという間に過ぎ去ってしまう」と述べた。
サプライチェーン側から伝わった情報によると、OPPOはスマホ受注量の拡大を検討しており、前四半期比で約倍増の8500万台から1億台になる見込みだ。情報によると、OPPOは欧州市場の開拓を拡大し、ファーウェイの同市場における空白を埋めようとしている。
スマホ業界に詳しい関係者は「通信料金が高く、5G対応スマホの選択肢が少なく、かつキラー級アプリが不足していることから、消費者は5Gスマホへの買い替えの意欲を失っている。今年は5G技術を除けば、各社のハード面にはそれほど大きな進展と革新がなかった」と述べた。
盤古智庫の江瀚上席研究員は、現在の国産ブランドにとって最も需要なのは自主開発の拡大で、自社の強みと能力を強化することだ。シャオミやOVなどの国産陣営はさらなる発展が必要だ」と話した。
産業観測筋の丁少将氏は「シャオミやOVなどの国産メーカーは早急に5Gの市場シェアを争奪するべきだ。ファーウェイなどにサプライチェーンの弱点があるからだ。またハイエンド市場の技術及び製品を確保し、ファーウェイが短期間内には対応できないハイエンド市場を引き継ぐべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年11月18日