第1回全国職業技能競技大会が13日、広州市で閉幕した。
3日間の激しい競争を経て、一連の技能「名人」が頭角を現した。97人の選手が86種目の金メダルを獲得した。
デジタル制御車、工業機械、航空機整備などの先進製造業、インダストリー4.0、移動ロボット、クラウドコンピューティング、新エネ車スマート化技術などの戦略的新興産業、さらには美容、美髪、ベーキング、飲食店サービスなどの現代サービス業の種目ー競技大会は国民経済の業界のジャンルを広く網羅し、各業界の労働者の才能発揮の条件を生み出し、場を設けた。
レンガを作りこれを一気に積み重ねる。200個以上のレンガを使う、複数のアーチを持つ橋が、設計図と寸分違わずできあがる。指を素早く動かし丁寧に細工を施すと、魔法のようにさまざまな色のパンとお菓子に変化する。わずか17時間で高さ3メートル弱の鉄筋コンクリート製の家が建ち、精度がミリメートル級に達するー選手たちが実力を発揮し、労働の美、技能の光を十分に示した。
今回の出場選手の平均年齢は22歳未満。競技大会には技術工養成所、職業教育学校の教員と生徒のほか、多くの企業が積極的に参加した。一部の企業からは責任者が自ら現場を訪れ観戦し、人材を選んだ。
カール・ツァイス(上海)管理有限公司の工業品質ソリューション教育責任者の龔純意氏は、高技能人材の不足は自社を最も苦しめる難題だと明かした。
龔氏は「競技大会を通じ、中国の加工能力及び加工品質が向上中であることが分かった。若者がハイレベルの応用技術及び技能を把握することで、企業の未来の発展が保証される」と述べた。
中国は世界で工業のカテゴリーが最も揃った国で、製造業全体が技能人材に対して非常に大きな需要を持っている。中国の技能人材は1億7000万人以上。国は近年、技術労働者の教育の発展に力を入れ、職業技能訓練を大々的に展開している。高技能人材の待遇を徐々に改善し、技能人材の発展の道を広げている。中国の高技能人材の数が安定的に増加し、構造改善が続いている。
中国は第44・45回国際技能競技大会で、金メダル数、メダル数、団体総合成績で2連覇を果たしており、さらに第46回国際技能競技大会の開催権を獲得した。中国の技能人材は国際舞台でますます脚光を浴びている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月14日