自動車産業にとって、2020年は非常に特別な1年で、試練に直面した1年でもあった。政策支援と自動車企業の努力により、中国自動車市場は新型コロナ流行から急速に回復し、下半年に急成長し、通年の業績は予想を大幅に上回ると同時に、景気回復の重要な牽引力にもなっている。また、中国自動車産業に新たな変化が現れ、一部の競争力が弱く業績不振の企業が市場から撤退し、中国自動車産業は新ラウンドの調整を迎えた。
市場情況が予想を大幅に上回る
上場企業の2020年の最新の業績統計を見ると、自動車企業の多くが売上のプラス成長を実現し、年間販売目標を達成する見込み。国家発展改革委員会の報道官によると、今年の通年の自動車産業は全体的に2019年の水準まで回復し、うち、新エネ車の生産・販売台数は2019年を上回る見通し。
自動車製造の新勢力「悲喜入り混じる」
蔚来、小鵬、理想、威馬などの新エネ車を開発し大規模販売を開始したトップ企業は最も困難な時期を脱したが、開発途中にある多くの新勢力の企業は市場の急速な変化に追いつけず、給料未払い、リストラ、さらには倒産などの状況が頻発している。
新エネ車の業績に注目集まる
2020年、新エネ車は素晴らしい業績を収め、年初めの短期間の調整後に力を発揮した。中国自動車工業協会のデータによると、11月の新エネ車の生産・販売台数は19.8万台と20万台で、前年同期比75.1%と104.9%増加。1-11月の生産台数は111.9万台、販売台数は110.9万台で前年同期比3.9%増加し、伸び率は1-10月にプラス転換を実現。自動車市場は売上が前年同期比で最初にプラス転換を実現した業種となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年1月3日