スクラール氏は、南アフリカの対アジア外交任務に20年携わってきた。中国がこれまでのグローバル危機において発揮した作用が印象深いという。「危機に面すると、中国は常に世界経済成長のエンジンとなった」。2008年のグローバル金融危機時に中国は経済刺激措置を実施し、金融危機による世界経済の崩壊を食い止めた。「今、中国は再びグローバル危機対応の最前線に立ち、世界経済回復のエンジンとなっている」。2020年の外部環境が良くない中、中国のGDPが100兆元の大台に乗ったことは、中国と国際社会にとって良いニュースになるとみている。
「中国はアフリカの感染症対策を支援する最前線にも立っている」。同氏は、中国が率先してアフリカの感染症対策を支援し、発展途上国でのワクチン普及に貢献すると同時に、中国とアフリカによる「一帯一路」共同建設の協力が感染症下でも依然として活発に進んでおり、これは中国が南アフリカにとって信頼できる全面的パートナーであることを改めて証明したと説明。中国が引き続きアフリカで重要な作用を発揮し、アフリカの感染症の早期抑制と工業化の水準向上を助け、アフリカの経済回復と持続可能な発展を後押しすることに期待を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月31日