2020年の西蔵(チベット)自治区の経済運営に関する記者会見で発表された情報によると、消費はチベットの経済発展をけん引する力強い原動力となっている。2020年、チベットの都市部・農村部消費市場は急成長を維持し、年間社会消費財小売総額は745億7800万元に達し、2015年と比べて56.3%増加し、年平均成長率は9.3%となった。
チベット自治区統計局のソランジャシ局長の説明によると、2020年、チベットの都市部消費財小売額は2015年に比べて56.6%増加し、年平均成長率は9.4%、農村部消費財小売販売額は2015年に比べて55.3%増加し、年平均成長率は9.2%となった。消費の経済発展への貢献は明らかである。
データによると、2020年のチベットの域内総生産は1902億7400万元で、比較可能な価格で計算すると、前年比7.8%増加した。うち、第一次産業の付加価値は150億6500万元で7.7%増、第二次産業は798億2500万元で18.3%増、第三次産業は93億8400万元で1.4%増だった。
都市部と農村部住民の平均可処分所得の増加は、消費増加を後押しした。2020年、チベット住民の1人当たり可処分所得は2万1744元で、前年比11.5%増加した。うち、都市部住民の平均可処分所得は4万1156元で10%増、農村部住民の平均可処分所得は1万4598元で12.7%増だった。
チベット自治区政府の旦増倫珠副秘書長は次のように話した。経済成長をけん引する「トロイカ」(投資、消費、対外貿易)のうち、消費によるけん引的役割がますます顕著になっている。2021年、チベットは引き続き内需拡大に取り組み、消費券の発行、大口消費財の販売促進、夜間経済・シェア経済のの発展の支援・奨励などの措置を通じ、社会消費財小売総額成長率の10%前後の達成を目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月1日