天然ガス生産量が4年連続で原油を超える 「ガスの原油超え」は現実となるか

天然ガス生産量が4年連続で原油を超える 「ガスの原油超え」は現実となるか。

タグ:天然ガス生産量

発信時間:2021-02-14 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 生産サイドから見ると、エネルギー産業は「エネルギー革命」を大々的に進め、天然ガスを構造合理化のための重要なエネルギーとし、天然ガスの探査と生産を強化し、ロング輸送パイプの設置を加速している。また、消費サイドの急増は生産サイドの急成長を促した。2017年冬に中国でガス供給が逼迫し、国務院は2018年に『天然ガスの協調安定発展の促進に関する若干意見』を公布し、探査・開発、海外供給、備蓄体系、インフラ建設などの面から計画し、天然ガスの発展を加速するとした。


 世界を見ると、炭素排出のピークアウトを実現した国は天然ガス使用の割合が比較的高い。米国は、石炭発電に代わり天然ガス発電が増加し、米国のエネルギー活動・工業生産における二酸化炭素排出量の割合は下降傾向になり、現在、天然ガス発電は石炭発電を上回っている。


 統計によると、2018年の世界の天然ガス消費量が一次エネルギー消費に占める割合は24.2%だった。同年の中国の天然ガスが一次エネルギー消費に占める割合はわずか8.1%で、大きな差がある。


 国際社会は中国のエネルギー革命に期待している。国際エネルギーフォーラム(IEF)のジョセフ・マックモニグル事務局長は、エネルギー市場は安定過程にあり、多くの経済圏が炭素排出ゼロ目標を決め、未来の世界経済のグリーンで持続可能な成長を目指し、中国はその中で重要な役割を発揮すると述べた。


 炭素排出のピークアウトとカーボンニュートラル目標を達成するには、気候変動に対応し、低炭素発展を実現し、天然ガスの一次エネルギーに占める割合を引き上げる必要がある。中国の資源状況を見ると、天然ガス産業には大きな発展余地がある。


 北米のシェールガス生産量の大幅増加に伴い、中東、中央アジア、深海の天然ガス生産量も急増し、世界の天然ガスは長期的に供給に余裕がある状態となり、中国の天然ガス輸入は良好な外部条件を有し、産業発展を促すと見られる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月14日

 

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