今年の春節、「現在地で年越し」の要請に応じた人々も、年越し用品の購入に意欲的だった。食品、衣料品、化粧品など、世界各地の高品質商品が中国人の購入リストに入った。春節は各国の対中輸出の増加をけん引した。世界は再び「春節経済」のボーナスから中国のぬくもりを感じた。
フィンランド最大の食品メーカーの一つであるAtria社は、昨年の力強い売上・利益増の理由の一つとして豚肉の対中輸出増を挙げ、かつ今年も増加を続けると見込んでいる。
ドイツ貿易・投資振興機関の中国問題専門家は記者に、「中国の春節消費は、中国市場で活躍するドイツブランドに利益をもたらす。自動車、食品、化粧品などメイド・イン・ドイツが中国人消費者から愛されている」と述べた。中国はドイツにとって世界2位の輸出先だ。ドイツ連邦統計局のデータによると、ドイツの昨年の対中輸出額は959億ユーロだった。
オークランドに本社を置く某NZ企業は、主に南島の海産物を中国市場に輸出している。同社の市場責任者は「NZの海産物と農産物の輸出企業の多くが中国市場、特に春節の消費の旺盛な需要に期待している。NZからの航空直行便により、海産物は漁獲から24時間内に中国市場に入る」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月18日