農村地区がオンライン消費の新たな成長ポイントに

農村地区がオンライン消費の新たな成長ポイントに。

タグ:消費

発信時間:2021-02-21 16:47:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ECは農業の産業化とデジタル化を加速し、EC市場に適応した農産物は好調な売れ行きが続き、農村振興と貧困脱却を力強く後押ししている。柏枝村のようにニューリテールプラットフォームと安定した供給システムを構築することで、ほとんどの農村では注文が増えた。2020年12月時点で盒馬鮮生は全国18カ所の省に120カ所の「盒馬村」を設け、現地農産物の精緻化、規格化、供給チェーンデジタル化を進めた。


 ECプラットフォームは優れた販売プラットフォームを作ると同時に、農村消費者にも手軽な購入チャンネルを提供している。京東集団傘下の共同購入型ECプラットフォーム「京喜」では、新規ユーザーが最も多い地区のトップ5が全て農村の河南省焦作市武陟県、安徽省亳州市渦陽県、江蘇省連雲港市東海県、河北省保定市蠡県、福建省三明市大田県となった。


 商務部など政府12部門は先ごろ発表した「大量消費・重点消費の喚起による農村消費潜在力の解放促進に関する若干措置の通知」で、農村の流通体系を改善し、県域郷鎮の消費拡大を農村消費押し上げなどの突破口にする方針を示した。


 業界関係者は2020年の県域農村地区ECユーザー数の伸びがここ3年で最高だったと分析している。主因の一つ目は感染症流行の影響で、オフライン供給の多くがオンライン供給に移ったこと。二つ目は情報社会発展の大きなトレンドで、モバイルインターネットのカバーエリアが広がり、より多くのユーザーがオンラインショッピングを覚え、それを習慣化としたことだ。


 三つ目は労働者の行き来で、人口流動と情報流動がいずれも市場情報の流動を促進したこと。多くの県域農村では小売拠点が非常に限られ、現地で販売されない育児用品、医薬品、食品などもある中、オンライン市場は商品が多く、価格弾力性も高い上、安価で優れた品質の商品が多いため、オフライン市場を補う作用をもたらした。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月21日


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