中国外交部の汪文斌報道官は3日の定例記者会見で、「新型コロナウイルス感染症の衝撃を受けながら、中国の特許協力条約(PCT)に基づく国際特許出願件数の増加率は下がるどころか上がった。これは中国が知的財産権導入大国から知的財産権創造大国に変わりつつあることを意味する」と述べた。
世界知的所有権機関(WIPO)が2日発表した報告書によると、中国は再びPCT枠組み内の国際特許出願件数が最多の国になった。申請件数は前年比16.1%増の6万8720件で、増加率が2019年を10.6%上回った。中国企業は4年連続でPCT枠組み内の国際特許出願件数で最多となった。申請件数トップ10の大学のうち中国は5校。
汪氏は関連質問に回答した際に「新型コロナウイルス感染症の衝撃を受けながら、中国のPCTに基づく国際特許出願件数の増加率は下がるどころか上がった。これは中国の知的財産権保護の成果と効果を再び示しており、また中国の革新力と一般人の知的財産権の意識の持続的な向上の縮図でもある。これは中国が知的財産権導入大国から知的財産権創造大国に変わりつつあることを意味する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月4日