ドイツ元高官「欧米は自信を持って中国と協力すべき」

ドイツ元高官「欧米は自信を持って中国と協力すべき」。

タグ:中国協力

発信時間:2021-04-05 15:07:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ドイツのジグマール・ガブリエル元副首相兼外相とルドルフ・シャーピング元国防相はこのほど、英紙デイリーミラーに寄稿し、欧米は破壊的な対立をするより、自信を持って中国に協力すべきだとの考えを示した。

 

 記事の中で両氏は、中国をはじめとする東アジア諸国は、欧米に比べ新型コロナウイルスの感染拡大を大幅に抑えられており、中国はさらに感染症対策で世界各国を支援していると評価。一方で、新型コロナの感染拡大という第二次世界大戦以来最悪の世界的危機に直面する中、欧米はパンデミック(世界的大流行)を抑える世界的な取り組みを主導する準備ができず、世界の発展途上国・地域に必要な支援を提供することができなかったと指摘した。

 

 中国とアジア太平洋地域の他の14カ国は昨年、地域包括的経済連携協定(RCEP)に署名。RCEP加盟国の総人口は22億7千万人、GDPは26兆ドル、輸出総額は5兆2千億ドルに上り、いずれも世界全体の約30%を占める。中国は昨年12月末に欧州連合(EU)との投資協定を結ぶことでも大筋合意した。中国は労働安全衛生基準の改善にも取り組んでいる。

 

 記事は、新型コロナの感染拡大により、政治制度の信頼性と有効性が試されているとの見方を示した。今や、孤立やデカップリング(分離)では、世界を安定させることはできず、敵対的な戦略のために高い代償を払う以外、何も成し遂げられないのは、トランプ政権時代の米国の教訓からも明らかだと指摘。中国はEUとの真の自由貿易圏の確立を望んでおり、このことは米国やEU、豪州、日本、韓国、その他の先進国にとっても良い機会となると語った。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月5日

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