ボアオ・アジア・フォーラム2021年年次総会で発表された『アジア経済見通し及び一体化プロセス』2021年度報告は、コロナ禍においても、アジア経済には多くの見所とチャンスがあったと示した。中でも最大の見所は、コロナ禍でデジタル経済が新たなチャンスを迎えたことだという。
報告によると、コロナ禍で、多くのアジアの経済圏がデジタル経済モデル転換に関する新措置を打ち出した。デジタルインフラの建設、デジタル産業化発展、産業デジタル化転換、デジタル化整備、国際デジタル協力など多くの面に及び、デジタル経済は業務再開や経済安定などの面で重要な役割を果たし、今後のアジア経済成長の新たな原動力となった。
中国社会科学院世界経済・政治研究所の張宇燕所長は取材に対し、アフターコロナ時代のデジタル経済はすでにモデル転換に入ったとし、「コロナ禍で、我々は新たな形態が大量に登場するのを目にした。例えば、リモートワークや遠隔教育などである。コロナの影響はデジタル経済にとって巨大な推進力となり、今後、経済成長モデルのデジタル化がさらに進む可能性がある」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月21日