2020年は新型コロナ感染症の影響により、人々の消費意欲はほとんど抑えこまれてしまった。そんな状況の中、買い物かごの中身で一番人気があったのは何だろうか。中央テレビニュースが伝えた。
「中国の素晴らしい生活大調査」によると、20年の中国人の消費ランキング上位3品目には、「パソコン、携帯電話などのデジタル製品」(48.7%)、「家電」(41.72%)、「旅行」(33.42%)が並んだ。
この大調査で7大消費エリアの消費を比較すると、一番買い物が好きなのは凍えるように寒い東北地域の人々だということがわかった。上位3位に並んだ商品の「大口顧客」はいずれも東北の人だった。東北は非常に寒い地域だが、それでも生活をこよなく愛し消費への意欲を燃やす東北人の消費熱が冷まされることはない。
この1年間、人々は大半の時間を家に閉じこもって過ごしたが、東北人の買い物熱は逆に大いにかき立てられた。東北人の自由時間は完全に「ネットショッピング」に奪われ、7大エリアの中でもネットショッピングに費やす時間が一番長かった。
氷点下20数度に冷え込む低温であろうと、大雪が舞い散ろうと、ネットがあれば、東北人も他のエリアの人々と同じように「世界中のものを爆買いする」ことができる。多くの東北の都市の中で、哈爾浜(ハルビン)と長春は買い物熱が最も高い2都市だった。
買い物好きの東北人と異なり、華北地域の人々は過ぎ去った20年にはヘルスケアに最も情熱を注いだ。
数年ほど前、ヘルスケアは東北人の大のお気に入りだったが、ネットショッピングに入れ込むようになると、東北人はヘルスケアランキングの首位の座を明け渡した。
7大エリアの買い物かごにはどんな違いがあるだろうか。大調査によると、西南地域の人々は自動車の購買意欲が最も高かった。
華南地域と西北地域の人々は不動産を購入するのが好きで、20年には華南人の20.94%が不動産を購入した。不動産好きな華南人は、文化娯楽関連の消費でも他の地域を明らかに上回っていた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月22日