張氏は「需要側を見ると中国は世界の市場で、市場が多層的で成長の潜在力が大きい。供給側を見ると中国は世界の工場で、産業部門が揃い、製造力が高く、製品の規模が大きく、安定的な産業チェーンとサプライチェーンの支えがある」と述べた。
中国のビジネス環境は近年、改善が続いている。世界銀行が発表した「ビジネス環境の現状2020」によると、中国のビジネス環境は世界の190の経済体のうち31位となっている。中国は世銀から2年連続で、世界のビジネス環境の改善幅が最大の10の経済体の一つと評価された。
手続き簡略化、コスト削減、サービス改善、行政サービスの効率向上。プラットフォーム構築、モデル創出、資源供給能力の拡大。最適化が進むビジネス環境に外資が集まっている。
市場参入条件の緩和が続き、外商投資を促進する各種政策が相次いで発表され、外資系企業はより公平に国内市場の競争に参加できるようになっている。
張氏は、外資系企業が中国市場の将来性に自信を保っているのは、中国の大規模で多元的な消費市場、整ったインフラの強み、揃った産業部門が提供する世界のバリューチェーン川上・川下の関連施設に期待しているからであり、また中国のより開放的で自由な競争の政策を目にしているからだとしている。
より高水準で開放的な経済新体制を構築し、開放により改革と発展を促進する。これは新時代の社会主義市場経済体制の改善を急ぐための重要内容であり、中国が引き続き外資導入の重要国になるための「秘訣」でもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月14日