世界的な貧困状況の悪化は、看過できない現実となっている。こうした中、中国の貧困削減政策は、世界の貧困削減への取り組みにより強い自信と意欲を与えるだろう。
日本の鳩山由紀夫元首は「貧困は世界的な問題であり、貧困との闘いは人類共通の課題だ。
多くの発展途上国が貧困問題に苦しんでいるだけでなく、多くの先進国でもこの問題に取り組む必要がある」と指摘。世界人口の約5分の1を抱える中国の貧困対策の成果は、世界に範を示し、世界中の人々に大きな勇気を与えたと語った。
その上で、中国は貧困削減に向けて積極的な国際協力を行い、その経験を共有していると高く評価。特に、「一帯一路」の共同建設を通じて、中国が関連国と手を携えて貧困削減の突破口を開いたことは特筆すべきだと語った。中国は関係各国と協力して、発展途上国の発展の妨げとなっているインフラ整備の遅れというボトルネックの打破に注力し、何千万人もの人々に雇用機会を提供するなど、途上国の経済成長と人々の暮らしの改善に貢献してきたと評価した。
ウズベキスタンの経済学講師シャポジー・ババエフ氏はメディアの取材に対し、中国の貧困撲滅の実践と経験を高く評価し、他の国々は中国から積極的に学ぶべきだと提言した。中国政府による絶対的貧困の撲滅は、人類史の中でも最大の貧困削減の取り組みだと評価。「中国は一丸となって貧困撲滅に取り組み、世界に範を示すなど、中国に学ぶ価値はある」との認識を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月20日