ロボット産業の新興分野であるサービスロボットは、スマート、センサー、ネットワーク、クラウドコンピューティングなどの革新的な技術を高度に融合させている。モバイルネットワークの新業態・新モデルと結びつき、生活のスマート化及び産業モデル転換の促進に重要な突破口を提供している。

　ボストン・コンサルティング・グループは報告書の中で、「専門的なサービスロボットの世界市場規模は30年までに900−1700億ドルに達し、伝統的な産業用ロボットと協働ロボットの400−500億ドルを大きく上回る」と予想した。

　中国市場を例とすると、同社のこの判断を裏付ける関連データがある。

　賽迪顧問が今年5月に発表した報告書によると、中国の昨年のサービスロボット市場の需要が急増し、市場規模が前年比37.4％増の283億8000万元に達した。市場の投融資規模はさらに同年、344％と激増した。

　工業やサービス業などの各分野で、人類はロボットと「協同」発展する新段階を迎えている。将来的にドラえもんやアトムのようなロボットが登場することはあるだろうか。その答えは今日も出されていないが、多くの人の子供の頃の夢が現実において実現に向かっている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年7月8日